ボードゲーム

2013年10月24日 (木)

放課後さいころ倶楽部

一人ボードゲーマーとしてどうしても買うしか無かった漫画。

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この 「放課後さいころ倶楽部」という漫画はボードゲームの本場であるドイツのボードゲーム(ドイツゲーム)を中心に、女子高生たちが集まってわいわい遊ぶという何とも胸躍らされる漫画である。キャラクタも生き生きと描かれているし、何より、漫画を読むだけで各種ゲームのルールや奥深さが味わえるようにしっかりと作られているところが良い。作者のドイツゲームに対する愛が伝わってくる。

ドイツゲームは日本で言うすごろくのような運ゲーではなく、運と実力がどちらも要求されるアナログゲーム群である。サイコロを使った一般的なものや、カードゲーム、立体ゲームや、競売ゲームなどジャンルは実に様々。ルールは子供にでもわかるが、大人でも頭を悩ませるいやらしい要素が1つ以上スパイスとして入っているのが特徴だ。

そういったドイツゲームの魅力がこの漫画には余すところ無く納められていると言って良い。もちろんストーリーもしっかりしており、人狼の回なんかは特に演出が素晴らしかった。

ちなみに本作に登場するゲームは以下。

・マラケシュ

・ごきぶりポーカー

・ねことねずみの大レース

・ハゲタカのえじき

・ホロウの人狼

僕がこの中で実際に遊んだことがあるのは、ねことねずみの大レースだけ。ねずみのしっぽが可愛いのと、猫に追いつかれそうなときのドキドキ感がたまらない。

ちなみに僕が最近、何人かとやってはまったのがこのジャイプルというカードゲーム。面白いよ。

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2012年7月29日 (日)

カルドセプトと一人ボードゲーマー

子供の頃から、そして今に至るまで僕はボードゲームを一人で遊んでいる。しかも主にドイツゲームと呼ばれる、非電源系ゲームを、である。例えば四人で遊ぶボードゲームならば、僕は一人で四人分のプレイをする。一人で四人分のサイコロを振り、一人で四人分のカードや資金を管理する。僕以外の残りの三人には別の人格を持たせている。一人ボードゲーマーならその辺りは至極当然のことだ。三人がそれぞれ別の思考を持ち、三人がそれぞれの思惑で行動する。その思惑にあえて引っかかってみる。それらを全て妄想で補いながらボードゲームを遊ぶ。これが一人ボードゲーマーである。

その昔、「たけしの戦国風雲児」というファミリーコンピュータソフトのボードゲームがあったのだが、多くの人は「ボードゲームなのにCPU操作が無い。これはクソゲー」と断じる。しかし一人ボードゲーマーからしてみれば、CPUの自動操作の方があり得ない。桃鉄を一人でプレイしているにも関わらず、全員を「にんげん」でやってしまう性質を備えた僕には「たけしの戦国風雲児」こそ、「一人ボードゲーマーの事を知り尽くした」ゲームであると言えた。あれは一人ボードゲーマー専用ソフトである。決してCPUモードを作るのが面倒くさかったわけではないのだ。

昨今のアニメでエア友達と呼ばれる概念が現れて笑いを誘ったが、一人ボードゲーマーの達人は最初から妄想フレンドを5人ほどは抱えているものだ。なぜなら4人から5人いないとボードゲームを楽しめないからである。ある妄想フレンドは幼い頃に両親を亡くし、親戚に養子で取られる切ない人生を歩んでいる。またある妄想フレンドはついぞ漫画家の夢破れ、イラストレータとして細々と暮らしている。彼ら一人一人には切ないバックボーンがある(当然僕にも!)。彼らの人生に一喜一憂し、昔語りをしながらボードゲームを遊ぶ。一人ボードゲームとはすなわちドラマである。

さらなる達人になると、即席妄想フレンドという荒技が使えるようになってくるから要注意だ。これは一人遊園地や一人映画館を実行する際、団体で行っている見ず知らずの人たちにあえて混ざり、友達のフリをして一緒に楽しむという危険な技である。映画館の帰り道で、彼らと映画の感想を語り合っているフリをしたり、一緒に遊園地で遊んでいるフリをする。こうやって我々は一人ボードゲーマーとしてのスキルを高め、孤高の存在へと昇華されるのである。

しかもこのスキルには利点がある。このスキルを身につければ、「嗚呼。もう一度記憶を完全に消してこの推理小説を読みたい」とか、「もう一度まっさらな頭でこのゲームを楽しみたい」というもどかしさからほんの少しだけ解放されるのである。なぜなら「僕」がその小説を読んだとしても、残りの妄想フレンズたちはそれを読んでいないからだ。彼らの立場になって本を読んだり、ゲームを遊べば、僕はまた新たな気持ちで作品に出会えるのだ。このように一人ボードゲーマーを極めると、いろいろと嬉しいことがたくさんあるのだ。ぜひみんなも真似して良い。

しかし、あまりにも一人ボードゲームを極めすぎると、極めるところがなくなってしまい、行き着く境地は「ああ。人恋しい」という非常に残念な領域である。そんなことで、僕は人恋しさに負け、カルドセプトを購入することとなった。

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これならCPUや、どこぞの輩とも知れない歴戦のつわものたちがいつでも相手になってくれるはずだ。一人ボードゲームも良いけれど、CPUやまだ見ぬつわものたちもなかなか良いモノである。何と言うか、やっぱりね。一人でボードゲームなんかやってちゃダメだよ。

 

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