運命のゲーム
小さい頃、近所の駐車場で、本当はダメなんだけれど、そこで幼なじみの友人とよくサッカーをして遊んでいたのですが、時々サッカーボールが駐車場のブロック塀を超えて、民家に入っちゃうことがありました。
そんで、僕らはたびたび勝手に塀をよじ登って、サッカーボールを取りに行ったわけですが、そこにはおばあちゃんが住んでいて、いっつも縁側でファミコンのテトリスをやっていました。
サッカーボールが塀を跳び越えるにつれて、おばあちゃんと話す機会も増えて、やがて僕らはテトリスをやるために駐車場のブロック塀をよじ登ってはその家に行っていたものです。何だか今思えば、小説の「夏の庭」みたいな感じですね。
結局そのおばあんちゃんは、僕らが駐車場で遊ばなくなるまで、ずっとテトリスをやっており、当時の僕はよくもまあ同じゲームをずっとやっていて飽きないものだなぁと、そんなことを思っていたわけですが、大人になってからふと考えてみると、ずっと遊んでいられるようなゲームに出会えるってのはとても幸せなことじゃないのだろうかと思うようになりました。
僕なんか新しい物に片っ端から手を出していたので、これだけやってりゃ十分と言えるゲームに出会えた試しがありません。ある程度やったら次に行くみたいな、そんな飽きっぽい性格でした。
当時というか昔はゲームの本数も少なくて、それこそ今出ている全てのゲームを遊ぶ、ことも可能でしたが、今じゃ、ソフトの数は多く、プレイ時間も人生を捨てるくらい長いものばかりなので、全てのゲームを遊び倒すことなど不可能。ならばいっそのこと、たった一本の運命のゲームに出会い、それをやり続けた方が幸せなのでないかと、最近はそんなことを感じています。
で、その運命の一本に値するゲームのジャンルとは何か。それはまず、冒頭でもあげた落ち物パズルでしょう。おそらく何千年たってもテトリスは無くならないような気がします。僕は落ち物パズルではルミネスを長くやっていますが、ルミネスは一回のプレイ時間が長すぎるのが難点です。
また、ドラクエIIIやロマサガなど、適度な長さでかつ奥の深いRPGも候補作ではあります。僕はサガフロンティアを合計20回はクリアしてますが、やはり何度やっても飽きませんね。世界観やキャラ、音楽が良いので、続ける気にもなりますし。ドラクエIIIも特にスーファミ版は難易度が適度に低く、7、8時間で最後まで行けるので手軽に遊べるゲームの一つです。パーティの組み合わせを考えるのも面白いし、船を取ってからは自由度が一気に上がるのも良いですね。
あとは、戦略シミュレーションなども長いこと遊べます。タクティクスオウガをいまだにやってる人もいますし、大戦略をずっとやってる友人もいます。ドラクエの堀井さんはファミコンウォーズをずっとやっていたと言っていました。手を出したら人生をダメにするシヴィライゼーションなんかもありますが、あれは本当に手を出せばまずいことになるので辞めた方がいいでしょう。
僕が長いことやっているスーパーマリオ2などの定番アクションも外せません。やっぱり初期のマリオは10分から20分で最後まで行けるのが魅力で、何度でも繰り返し遊べます。マリオ2はたぶん1000回くらいクリアしています。
逆に運命の一本たり得ないジャンルとは、モンハンやディアブロ、FPSなどの多人数ゲームです。それ単体は面白いのですけど、結局、他のプレイヤーに依存してしまうことになるので、誰も遊ばなくなったら終了してしまうことから、これらはなかなか運命のゲームにはなりません。ただし、「友人と未だに延々とらんま1/2 町内格闘編をやってます」とか「いまだにモンハン2やってます」みたいなのは運命のゲームと言えるかも知れません。
近所のおばあちゃんがずっと遊んでいたテトリスみたいなゲームに僕は果たして出会えるのでしょうか。
そして、2月14日に発売されるNEWラブプラスが、僕の運命の一本になってしまわない事を、心の底から祈りたい、そう思います。
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